どんな状況でも必要な「名もなき家事」って一体いくつ?

保育園に行くようになった赤ちゃんが、慣らし保育を経て通常保育になってきました。

そして、保育園に行き初めて10日目。

俗にいう「保育園の洗礼」を受け、赤ちゃんのクラスで多発したウイルス性の病気をしっかり貰い、1週間以上お熱が上がっては下がりを繰り返していました。

高熱に加えて咳や鼻水も伴い、時折うまく眠れない赤ちゃんと一緒に私も寝不足の日々。

何日も続くお熱と何度も向き合っているからなのか、赤ちゃんのおでこを触っただけで「今大体◯◯℃のお熱だろうなぁ」と予想が出来るようになっているところが、我ながらすごいなとひそかに思っています。

という話をすると周りにいるお父さんお母さんから「分かる分かる。それ、私もだよ。」と言われてしまいそうですね。(笑)

きっとこの「お熱感知能力(私が勝手に命名)」は、誰もが潜在的に持っている能力なんでしょうけれど、親になってから初めて気付かせてもらいました。

そして、ずっとお家にいても赤ちゃん本人も暇なのか、ついに机の上によじ登れるようになり、見慣れない景色を堪能する技を覚えました。(笑)

内心は「もう机の上に登れるようになったの?運動神経が良いのかも!」と成長を喜んでしまいます。

しかし、机は乗るところではないので一日に何度も何度もめげない赤ちゃんに、私もめげずに何度も何度も注意しています。

そんな赤ちゃんも机に登ることを覚えたばかりなのに、私の「あ!」の声に反応して「見つかった!」というような表情をして、ちゃんとお尻から降りるようになったではありませんか!?

そんなお熱でお休みしているはずなのに、平熱になると目の離せなくなってきた赤ちゃんを看病していても、お家のことは当たり前のようにしていかないと回らないなぁとふと考えていました。

一言で「育児」と言っても、その子の成長に応じて数えきれないたくさんのことをこなさなければならないのと一緒で、一言で「家事」と言ってもその一言ではとても収まりきらないほどの家事って、本当にたくさんあると思います。

ご家庭によって多少の変動があるにせよ、大小さまざまな家事がありますよね。

毎日しなければならない家事、定期的にしなければならない家事、お誕生日や行事などの準備、家計管理や体調管理などなど・・・。

大まかにくくろうとしてもまだまだありますし、小さくて些細な事でみると軽く脳内パニックになってしまうほど。

それほどたくさんある「名もなき家事」を世の主婦(夫)はこなして過ごしているんだから、我ながら「すごい生き物だなぁ」と人類を語りそうなほど壮大なスケールで考えていました。(「脳内パニック」になったのも納得ですね!)

赤ちゃんを腕枕している時に「今動くとまた起きそうだから、もう少しこのままで寝かしておこう」となっているときに、よくこのようなスケールの大きいことを考えたりしています。

「名もなき家事」を数えてみたいという気持ちに一瞬だけ駆られましたが、同時に頭が追い付かないほどの小さな家事の数々が集中豪雨のように一気に降り注いできたので、瞬時に諦めがつきました。(笑)

そんな「名もなき家事」って案外何気なしにやっていることだけど、本当は結構重要な役になっていると思うのです。

例えば、生きていくために必要な「料理」。

「料理を作る」という家事は、子どもでも認知しているぐらい目立つ「家事」の一つですよね。

しかし、料理を作るためには材料が必要で、その材料を買うために「買い物」に行かなければなりません。

買い物に行くとなると「この材料を使って、あれを作ろう」と脳内でメニューを考え、その決めたメニューに必要な材料が販売されているお店を考えないといけないですよね。

この材料も限られたお金の中でいかに安く買えるかというのも、我が家にとっては必要な事です。

買い物しながら頭の中では冷蔵庫の中身を思い出して、「◯◯はあと何個しかなかったから、次の買い物に行くまでの間にはなくなっているかもしれないなぁ」とか「明日、明後日のメニューはこれにしようかな」と数日後のメニューも考えていたり・・・。

頭の中で本当に様々な事を考えている中、子どもたちは「アイス食べたい」「お菓子買いたい」「バッグ持ちたい」「カート押したい」と四方八方から様々なリクエストなどが入ります。

「客観的に私たちを見たらどう見えるんだろう?」とブログを書いているときは思いましたが、買い物中の私にはもうそんなことを考える頭のスペースはないほど余裕はないみたいです。(笑)

そして買い物から帰ってきたら、買った食材を冷蔵庫などのそれぞれの保存場所に直し、必要であれば材料が長持ちするようなワンアクションも起こしています。

この時点でまだ「料理」に取り掛かっていないことにお気づきでしょうか?

それなのに普段の買い物を思い出しながら書き出したら、「ふぅ。」と一息つきたくなりました。(笑)

そして、いよいよ本題の「料理」に取り掛かりますが、全体的な栄養のバランスを考慮しながらも近日中に作っていない料理で、かつ子どもたちにも食べやすいけど主人も満足できるメニューを決めます。

メニューが決まってからは分かりやすい家事の一つ、「料理」に取り掛かります。

夕食は予定などがなければ極力19時までには「いただきます」をしたいので、時間との勝負でもありますが、これは何度も何度も失敗をしながらも料理をしてきたので、大体各料理にかかる時間が分かるようになりました。

といっても、未だに失敗することももちろんありますが。

料理を作りながらも時計をチラチラ見つつ、子どもたちの様子を見て、足元にいる赤ちゃんがキッチン探検隊となって遊びにきています。

そして、やっとご飯を食べれるようになりました。

食事中でも作った料理に対して「今度はもうちょっとこうしてみようかな」と思ったり、子どもたちの食べる姿を見て「少し食べづらそうだから、もう少し細かく切った方がいいかな」と考えることがあります。

常に私の出せるベストを頑張って追及していきたいです!

ようやく食事も終わると食器の片付けもありますが、食卓の上や下に残った食べ残しを探しながらも台拭きをします。

赤ちゃんが机によじ登ったり、なんでも口に入れますからね。

極力洗い残しがないように、食器を水に付けておくことも忘れずに!

我が家では結婚当初から、ありがたいことに食洗機を取り入れてますが、ここでも洗い残しがないように工夫しながら入れるのも大事なことです。

洗えてなくてまた手洗い・・・なんて、出来ることならしたくないので。

食器類は食器洗い機が頑張ってくれますが、お鍋やフライパンなどは手洗いとなるので綺麗に洗い、乾くように工夫して置きます。

残飯処理も忘れずに!

あとは乾いた頃に食器等を棚に直して、「料理」の一連の流れは終わりになるのでしょうか。

やっぱり「名もなき家事」って、ものすごい数ですよね。

せっかく必要な家事をしているのだから、「名もなき家事」にも何か素敵なネーミングをつけてあげればいいのに。

「料理」だけでこれだけ出てくるなら、家事全般だと本当に一体いくつあるのでしょうね。

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